育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【挑戦】お前の忘れ物を本気で無くしてやるからな!

忘れ物が日常茶飯事の子との本気の挑戦。

大体何か忘れているので、朝から重々しい雰囲気が漂っている。

 

「忘れ物、何とかしてかなきゃな。」

「どうしたらわすれないようにできるんですか。絶対できないですよ。」

そんなことを言い始めたもんだから、

こっちの本気スイッチも入った。

「本気で忘れものを無くす。」

と決めた。

紙に書いて、自分の机のど真ん中に貼った。

 

どうしたらいいのか。

と、考えていた時に

 

ドミノ理論?」

 

というのが正しいかはわからないけど、

してほしい行動を具体的に具体的にしていった

そのファーストステップだけをできるように伝える。

 

できれば、その行動をしたことを報告できるような仕組みがあったらなおよいと。

そして、そのファーストステップができると、

ドミノが倒れるようにするべきことが次々出来ていくということだ。

 

そこで、

「「帰ったら、連絡帳を見よう。」

連絡帳を見れば、やることは書いてある。

書いてないことはできていなくても良いとした。

「連絡帳を見たら、学校に電話してくれ!」と言ってはみたが、

「それはちょっと。」

というので、じゃあ一回電話なしでやってみようとした。

 

そしたら、できちゃったんです。

おー、すげーじゃーん!!

ってなると、もう一日なんだかうれしそうで、

なんか人が変わったかのように、

授業中も

手伝いも

掃除も

なんでもできちゃうホントいい人になっていた。

 

 

自分がしなきゃいけないことや

苦手なことの第一歩ができるだけで

ドミノのように次の行動ができる。

「あぁ、めんどくさいな。」とか「やりたくないな。」

と思った時も一緒。

初めの一歩を踏み出さそう。

 

ただ一つ。

最初の一歩をわかりやすく、具体的にしてあげる。

その一つは、「そんなことか。」と思われるくらい小さな一歩でよかった。

 

クラスでも家族でも自分でも生かせると思う。