育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【学び・教育】学校は幕の内弁当

小さなおかずがたくさん入っている幕の内弁当。

今の学校は幕の内弁当だという話を聞いて納得した。

 

小さなおかず=仕事とするならば

 

ちょっとのおかずを何種類も=つまりちょっとの仕事を何でもかんでも

そうすると、ちょっとの物を作る労力やレシピの改良など

ちょっとのことだけどいい加減にはできない。

 

そして、おかずの種類が増えれば増えるほど

おかずの一つ一つ大きさが小さくなる。

大きなままだと容器に収まらない。

 

学校にしてみたら1年間は

やはり1年でしかないので

キャパオーバーになる。

じゃあ、何か抜いてみたらいいんじゃないか

となりそうなものだが、

学校はなかなか削減することは苦手。

 

容器に詰め込みすぎて、

見た目は豪華ではあるけれど

結局食べきれないとか、

おいしいものだけ食べて

残されていくものもある。

 

仕事の面でも同じである。

苦労してやったけど、

結局何の意味があったの?

ってことはないだろうか。

形式的な書面づくりや形重視の研究紀要・・・

意味が全くないと言いたいわけではないが、

労力に対する効果が低いものが多い。

 

そして昨今の幕の内弁当には

これまでになかった新メニューを

導入しようとしているように思う。

 

例えば、

今まで和食で埋めていたおかずを

急に洋食やイタリアンを

くわえてくれと言われているようなもの。

 

まさに学校同じだ。

次から次へと今までしたことのないものが入ってくる。

悩むのは当たり前だ。

苦しいのは当然だ。

だったら、

その部分は専門家に任せたり、

新しいことを学んだりするゆとりが必要になる。 

 

そもそも現代の子どもたちに幕の内弁当は求められているのだろうか。

(幕の内弁当ファンの方、関係者の方すみません。)

 

ちまたでは、

唐揚げ専門店やパンやカフェなど

ある商品を極め、

勝負する店が増えている気がする。

 

総合的に提供する店にも良さがあるが、

時代は専門的なものを受け入れるようになってきている。

 

そして、思考や趣味、やりたいことが多様化している。

子どもたちがたくさんの経験や興味を持つような活動は良いが

それを引き受ける教師が1人では難しい。

 

 

学校は幕の内弁当。

お弁当は楽しく、

おいしく、

喜ばれる時間・場所に

したいですね。