育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

☆男性職員育児参加休暇☆

知ってますか?
現行山梨県教員では、
男性職員育児参加休暇
というものがあります。

ゆうなれば男性版の産休です。

配偶者が出産する場合、
出産に係る子
又は
小学校就学に達するまでの子
を養育する職員に
認められています。

出産予定日の前後8週。
5日間まで。
時間単位でも可能。

妻のため
家族のために
使えます。

産まれてから使う方は
多いのですが、
臨月を迎えて
何をするにも
大変な時期に
ぜひ活用したい休暇です。

僕は今、
この休暇と年休を使いながら
出産の日を待っているところです。

☆お父さん、いいね!☆

山梨県はだいたい二学期が始まりました。
うちの長男が登校した際のこと、

お父さんも二学期始まった?

と担任の先生に聞かれたようです。

息子
父ちゃんは、赤ちゃんが産まれるから育休取ってます!

先生
えー、お父さんいいねぇ!!

と先生が言ってくれたそうです。
ベテランの女性の先生です。
山梨県では男性育休がまだまだ珍しいので、
こうやって知ってもらえて
いろいろな働き方が選べて
お互いに理解しあえる
そんな学校現場になったら
嬉しいです。

ぜひ皆さんの職場でも
温かな声かけおねがいします。

ちゃんと伝えてくれた長男
ありがとう!

☆配偶者出産休暇☆


意外と知られていない
特別休暇の種類を知っておいたほうが
いいと思うので、
ちょっとずつ紹介したいと思います。
こういうことでも取れるんだ〜
とか
実際どんなときに使っているの?
など、
自分の経験を紹介できたらと思っています。

今回は、
配偶者出産休暇。

入退院や出産に立ち会うなど
出産の前後に
3日以内の範囲で
取得可能な特別休暇。

男性育児参加休暇と合わせると
合計8日間取れます。
土日が入れば
約2週間休むこともできますし、
半日勤務でしばらく過ごすこともできます。

私は今回は、
育休前ということで
フルで休みますが、

次男が産まれた際は
朝、息子を幼稚園に送り、
2時間目から給食指導まで行い、
また15時に迎えというように、
時間休で取得しました。
3月いっぱい
ほぼこのスケジュールで
働きました。

3月だったので、
それまでに授業や成績などの
業務は前倒しで進めておきました。

出産はもちろん、
手続きや
家事育児、
日常生活を送るだけでも
忙しいなか
慌てず、
確実に、
大事な時を
過ごしたいですね。

☆役割のフィルター☆

家族には様々な形があるのは、
当然のこと。
 
そうじゃなきゃいけないは
ありません。
 
育休って言うと、
「主夫、頑張って!」
って、言ってくれる方がいます。
応援の気持ちはありがたい。
 
しかし、
主夫を頑張るとは
どういうことか?
 
 
毎食、手づくり?
家事は私がやる?
トイレ掃除毎日?
 
主夫とはなんだ?
主に夫?
 
役割に精一杯になりすぎる必要は
ないんじゃないか。。
 
 
私は私。
妻は妻だけど、一人の己。
先生も先生だけど、一人の己。
みんな頑張るのはいいけど、
頑張らなくてもいい。
 
 
今日はお惣菜で!
家のことはみんなで手分けして。
掃除サボっても、まっいっか。
 
ママもパパも…
親も子も…
担任も主任も…
校長だって…
ほどほどでいこう。
 
大事なことは、
自分のモチベーション
つまり
自分の状態が
いい状態であること。
 
健康も体の調子も
それが1番!!
 
主夫かねこは
幼稚園の送りから
気持ちよくランニング。
 
家に帰って
お風呂洗い
洗濯
お昼ごはん。
 
友人宅で
美味しいコーヒーも。
全部はなまる💯
 

【お知らせ】ブログ移動しました

ブログを移動しました。

kanekofamily.com

育児短時間勤務は2021年度(令和3年度)

無事に取得することができました。

 

そんな最中、

第三子妊娠の吉報。

そろそろ誕生の予感。

2学期からは育児休暇を一年間取得します。

 

時短勤務をしたら

さらなる

豊かで幸せな時間が待っていました。

新規ブログでもその様子をお伝えしています。

 

しばらくは

はてなブログでも同記事を配信していくつもりです。

【働き方・挑戦】育児短時間勤務を希望する理由④~あえて欠員をつくり、新しい方法を考えたい~

 

 

子育てに関わる休暇として、育児短時間勤務と部分休業があります。

「育児短時間勤務ではなく、部分休業にはできないか。」そういう提案も受けました。実際に、部分休業を取っている先生のほうが全国的にも多いようです。フレックス制のような働き方ができます。前30分、午後1時間とか。いいですよね。小学生の子どもがいる場合取得できますので、下の子どもが小学生になったらこれでいこうかと思います。ちなみに、育児短時間勤務は小学校就学前の子どもがいる場合取得ができます。

 

 

さて、みなさんなら、

「4月から2年1組は担任の先生が二人になります。」と言われたらどうですか。

 

育児短時間勤務が実現したとすると、朝の8:20から13:15が勤務時間となります。朝の会から給食の片づけまで子供たちと過ごすことになります。そうすると、午後の授業はどうするのか、課題になってきます。4校時まで自分、午後はもう一人の先生になるのかなと思いますが、目一杯授業をしたら、他の仕事や教材研究などができないので、空きコマをいくつか作るか、給食指導は行わないか、そんな風に考えているところです。育児短時間勤務の場合は、休暇職員を補うための人員配置がされることになっていますので。なので、自分としては、少しでも自分が抜ける分が補えるように育児短時間勤務を希望しようと考えました。給与の面では、月額もボーナスもすべて働いた分です。正直、結構減ります。

 

 

しかし、「人がいない」はこの業界の悩み。人員配置がされなければ、おそらく午後は教科担任制になるでしょう。その分、他の教諭が担当します。そして、授業外の仕事をスクールサポートが補うのかもしれません。これには管理職も頭を抱えるでしょう。でも、なってみないとわかりません。難しい状況になれば、変化への道筋が開けてくるかもしれません。あえてそれを期待し、そして私自身がそれを解決していく方法を考えていきたいと思います。休むだけ休んで、「あとは知りません」ではなく、「こんな風にしてはいかが」と新しい道をつくっていきたいのです。とてもワクワクします。

 

 

ちなみに、部分休業では人員配置はされません。

部分休業であれば、最大1日2時間まで取れるので、8:20分から14:20までで6時間としたら、5時間以上の勤務では45分の休憩時間を取ることになると思うので、15:05までになるのかなと思います。14:20までの勤務になるか、15:05までになるかは相談してみないとわかりません。(すみません)すなわち、5時間授業は確実にできるし、15時までだとしたら6時間目も可能です。部分休業であれば給与は休んだ時間分減額、ボーナスも休んだ分に応じて減額されるため、お金の面では優遇されています。また、日ごとに変えられるので、今日は残れる日ということもありです。ただ、人員配置がされない分、早く帰っても自分の仕事が減ることがないか、他の職員がカバーすることになるだろうと思います。「低学年担任をもって、あとは持ち帰りで!」になりそうですよね。だからこそ、そもそもの業務削減、業務改善がいっそう求められると思います。

 

部分休業もありかと思います。しかし、今の働き方改革や制度の見直しを考えたとき、都合よく部分休業にしてしまえば、きっと何も変わらないと思いました。予想される未来は、持ち帰り仕事で対応する自分と他の先生が校務分掌などの仕事を引き受けるという形です。それでは、ただの人手不足の学校。制度や仕組みは変わらないだろうと思います。なので、あえて、自分がいない時間を作り出し、その分をどうするか真剣に考えていきたいのです。そうした新しい働き方を見出していけば、フルタイムで働いていても使えるノウハウや今までやりすぎだったことなど気付くきっかけになるんじゃないかと考えています。一人欠けることで、先生方がいかに日頃精一杯、当たり前に働いていたかにも気付けるのではないかと思います。

 

「あえて欠員をつくり、二人担任、教科担任など新しい方法を考えたい」それが、4つ目の理由です。

 

次回は、短時間勤務実現に向けてどのように取り組んでいけばいいか、自分なりに提案をしてみようと思います。きっと、3月の終わりには、私が欠ける時間をどうするか議論になると思うのでその準備を兼ねて記録しておこうと思います。

 

ブログでは、働き方・短時間勤務を中心に書き残そうかと思っています。

これまでのような日頃のあれやこれやはhimalaya(ラジオ)で毎日配信しているので、アプリを登録して、「育自de育児」をフォローしてくださいね。動画に代わり、これから音声の時代がやってきますね。

 

長文をお読みいただきありがとうございました。

【働き方・挑戦】育児短時間勤務を希望する理由③ ~教師である前に一人の人間であり、家族の一人であることを尊重する集団にしたい~  

教師である前に一人の人間であり、家族の一人であることを尊重する集団にしたい

3年前、育児休暇を取りたいと申し出たときに「代わりがいない。取得したいなら自分で探すしかない。一人減ってしまうと他の職員にも負担がかかる。」と言われ、結局取得はできず。この時に強くに取るべきだったと今でも後悔しています。この業界は、今や成り手がいないということでもある。魅力的な仕事なら、すぐに手が挙がりますよね。そして、現状はいっぱいいっぱいだということ。一人一人が余裕なく働いているのである。勤務時間を見るだけでも、そんなことは目に見えている。

 

他にも、子どもの具合が悪くなるたびドキドキしながら「子どもが熱を出したんで、休みをいただきたい。」と申し出る。お願いしたけども、「奥さんは休めないの?」と言わる。気持ちよく休めないのはなぜ?

 

根に持つようで、なんか嫌だけど、休むことをけむたがられる、制度を使おうとすると無理と言われる。さらに、教育委員会でさえ、校長を通して何とかならないかと説得する仕組み。働いて当たり前、学校には子供たちがいるんだぞ、担任なんだからという圧力を感じます。いい加減にやってるわけでもないし、普段も一生懸命やってるつもりなんだけど。

 

放課後でさえ、時間休を取るのは申し訳なさそうに申し出る。習い事の送迎、通院、買い物、趣味、用事・・・自由に休んではいけませんか。ちゃんと権利を得ているはずなのに不思議です。そうした風潮が根強くあるんだなと思います。定時で退勤することでさえ、「早っ!!」って感じがある。(考えすぎ?)

 

自分の間隔では、現在子育て進行中の先生はわりと理解があるけれども、子育て完了世代からの支持がなかなか得られない。「私たちだって、そんなときはあったけど何とかやってきた。」それが理由。自分たちが子育てしてた時に苦しかった、大変だったという気持ちがあるなら、若い世代はもっと働きやすくなってもらいたいと願うのはどうだろう。

「育児休暇は組合活動で獲得してきた権利だよ。組合は仲間づくり。入らない?」と言われたこともあるけど、ほぼ100%の加入率をしても、否定される育児休暇。だから私は組合に入らないし、信じていない。

 

なんでこんなに休暇が取りづらいんだろう。

この思いって私だけでしょうか。

休むってそんなに後ろめたいことなのかな。

 

 

ならば、始めから自分の働く割合を減らしておけばいいのかもと考えてみたのも今回育児短時間勤務を希望する理由の一つです。それであれば、休んだ時に、迷惑をかけることも少なくて済むと思いました。休む人がいるのは日常のこと、いつでもフォローができる体制づくり。むしろ、時々はリフレッシュのために休んでください。子供や家族のためなら遠慮なんかしないでください。そんな教育業界をつくりたいと思いました。

 

教職希望者が減るのは、教師のしたいことができていない。夢がない。個人を尊重されていない。個々の生活を大切にされていない。その表れだと思います。つまり、この10年、20年の間に私たち教師が働く姿から評価されていると思います。生き生きしている先生、ワクワクしている先生、個人ではなく集団として魅力的であること。そんな社会を目指して挑戦していきます。

 

「教師である前に一人の人間であり、家族の一人であることを尊重する集団にしたい」それが育児短時間勤務を希望する理由の3つ目です。