育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【子育て・教育】返事=「はい」はもうやめにしましょうか。

なんか質問すると、とりあえず「はい」か「いいえ」と答える子ども。

大人もそうかも。

そして、困ると黙ってしまう子もいます。

「明日はやってこれる?」「はい。」

「これでいいの?」「いいえ。」

「ほんと?」「どうして?」・・・・「(無言)」

とか。

 

ネットで調べたら、

返事とは「質問や呼びかけなどに対して答えること。また、その言葉。敬いの気持ちと気配りの気持ちを表す道具。 」と書かれています。

なんでもかんでも「はい」「いいえ」で返せるものではないと思います。

 

「ここまでわかった?」と聞かれて、無意識に「はい。」と言っていませんか。

本当に分かったなら、「わかりました!」とか「完璧です!」「ばっちり!」など意識的に言えると良いですね。

 

でも、はっきりと返事ができないことってありますよね。

・質問されたことの答えがわからなくて答えられないとき。

・質問されたことの答えをわかっているが答えにくいとき。

・意見を求められたが、相手の意見と違うときや自信がないとき

 

などなど。こんなときは、「返事」をしにくいものです。

 

でも、無言でいるのはどうでしょうか。

黙っていては先に進まないし、敬いの気持ちと気配りの気持ちを表す道具だとしたら、相手に対して失礼であるとも考えられます。

じゃあ、どうしたらよいでしょう。

 

・質問されたことの答えがわからなくて答えられないとき。

わかりそうなら、「はい、今考えているので、もうすこし時間をください。」でもいいし、「ちょっとわからないです。教えてもらってもいいですか。」「もう一度、もう少しわかりやすく質問してもらえませんか。」と素直に言っていいと思います。

 

・質問されたことの答えをわかっているが答えにくいとき。

「○○と思うのですが、どうですか。」「○○まではいいのかなと思うのですが、この先はちょっと自信がなくて。」これも素直に言ったらどうですか。

 

・意見を求められたが、相手の意見と違うときや自信がないとき

「○○についてですね。確かに~~はわかります。でも、自分は・・・だと思うのですが。」これも素直に言ったらいいですね。

 

素直に言うこと、言って恥をかくことは何にも悪いことではありません。

何も返してもらえないと話しかけた側はつらいです。

「はい」と言ったのに、動いてもらえないのもつらいですし、「おいおい・・・」という気持ちになってしまいます。

教師や親の立場からすると、相手が素直に分からないとか聞いていいですかとか言える受け皿を用意することが大事だと思います。(でもほんとにむずかしい・・・泣)

 

あいさつも返事も人と人との大切なコミュニケーション。

クラスでは子どもたちによい返事を身につけてほしいと思って熱く指導しています。

これができると人生が豊かになると確信しています。