育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【気づき】福沢諭吉はなぜ1万円の人?

福沢諭吉

 

福沢諭吉1万円の人。

そんなイメージですよね。

 

 

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず

学問のすすめの一節です。

皆さんも知っていることと思います。

私自身、恥ずかしながら、このくらいしか知りませんでした。

 

 

そんな自分も授業で、福沢諭吉の文章を扱うことになり、

少し調べてみました。

 

すると、

今の自分の思いと同じような部分があったり、

クラスの子にも受け取ってほしい言葉もたくさんあったり、

なんかこう感銘を受けたわけです。

 

結局、1コマの授業では音読と福沢諭吉について話すという

国語というより社会のようになりました。

 

 

江戸から明治への激変の時代。

外国とのつながりが広まって衝撃を受けた時代。

ある意味、現在の状況にも似ているのかなと思います。

 

子どもたちは、ちょんまげが終わった時代とか話してましたけど、

そんな髪型程度の問題ではないしょうね。

 

日本では手紙を書いて届けるのが普通と思っていたけど、

外国ではメールやスマホが当たり前だったくらいの衝撃?

 

馬に乗っていたら、隣を車だ通って行ったくらいの衝撃?

じゃないかなと話しました。

 

その時代にも変化に対応できない人とか

否定的な人もたくさんいたんだろうなと思います。

 

 

そんな状況下で、

福沢諭吉が一貫して伝えたこと。

私が読み取った答えを簡単に言えば、

 

勉強しろ、学べ

でした。

 

そして、

難しい文を読むことや暗記をするような学びではなく、

とくに「実学」を学べ言っています。

 

教科書に載っている「天地の文」でも、

人生50年、幼き時に怠れば老いて悔ゆるも甲斐なかるべし。」

と言っています。

 

今現在、自分は幼き時なのかわかりませんが、

今になって学ぶことの楽しさを感じてきて、

もっと前から勉強しておけばよかったと感じます。

まさに「老いて悔ゆる」です。

 

 

私の場合、人生80年くらいかな。

もう人生8分の3。もう少しで、半分を迎えようとしています。

 

学んで、自分をアップデートして、創造的に生きていきたいなと思います。

 

人生100年時代の子どもたちの感想には、

もっと努力したい。

今のうちにしっかり学びたい。

今、苦しい練習でもがんばりたい。

 

口で言うのは簡単。

どれだけ本気で取り組めるのか。

人は甘さがあるから本当に難しいです。

 

 

その中でも、一番響いた感想は、

私の人生は、もう10分の1も終わってしまいました。」(汗)

 

なんかヒヤリとした。

こちらは8分の3だから、まだまだこれからだよ。

 

1万円を見るたびに今の気持ちを復習したいと思います。

そして、少しでも福沢諭吉様との出会いが増えますように。