【教育・書評】その当たり前は本当に必要?
【書評】学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校の改革 工藤勇一
「何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、なんでも人のせいにする大人をつくる。」
この帯を見てしびれました。
宿題、テスト、授業の仕方、学校行事や規則・・・いろいろなことが当たり前になっている学校で、その当たり前を本当の目的は何だろうかと問い直し、改革していった公立中学校の話。
工藤校長が大事にしていること3つ。
・目的と手段を取り違えない。
・上位目標を忘れない。
・自律のための教育をする。
社会の中でより良く生きていけるようにすること
自ら考え、判断し、決定し、行動する=自立する
そのための手段であり、指導要領であり、学校であるということ。
先日のスノボーでいうと
目的は、楽しく安全に運動を楽しむことであり、
そのためには楽しみながら繰り返し滑り、本人が一人でもできるという自信をつけさせること。
だから、うまくさせようとか、制限したり、苦しく感じたりすることは取り除くということ。
目的と手段をしっかり押さえて仕事も生活もしたいなと思いました。
学校でただの当たり前でやっていませんか。
宿題は出さなくていい。
学級通信もいらない。
通知表も簡略化できる。
学校行事どんどん減らせる。
授業は教師が教えなくていい。
退勤時刻になったら自分がしたいことをしてよい。
今まで当たり前にただただやってたことをもう一度目的と行動を考え直してみたいとおもいます。
そして、公立学校でこれだけの改革に挑む校長先生を尊敬し、
自分も負けずに頑張りたいなと思います。
その学校でできたなら、自分の周りでだって変われると信じています。