育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【書評】私たちは無知である~ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー~

 

中田敦彦YouTube大学で紹介されていた

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

と読んでみた感想です。

 

アイルランド人の父と日本人の母をもつ主人公の中学生の少年が

イギリスでの中学進学を機に様々な社会の仕組みや人間関係にぶつかっていく話。

その出来事を母である作者の目線から描かれている。

 

人種差別

国籍

貧困

学歴

 

私たちは人を何で判断しているのだろうか。

私はどう判断されているのか。

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーだった主人公。

ブルーはどんな色?

悲しみだったり

落ち込んでいたり、

ブルーな気持ち、そういうカラー。

 

しかし、

最後に

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン。

 

グリーンという色は環境問題とか嫉妬なんかの意味もあるけれど、

未熟とか経験が足りないという意味。

私たちはまだ無知なだけかもしれない。

まだと言うより、知っても知ってもいつまでも無知なのかもしれない。

よく知らないのに決めつけたり、

判断したり、

周りの声に流されたり。

私たちは無知であることを自覚していないことが多い。

教師であろうと

親であろうと

知らないことだらけ。

えらくもない。

まだまだグリーンなんだ。

でもブルーであることはない。

前向きに学んで、理解して、進んで。

新鮮な気持ちに慣れた気がします。

 

今年はあと5冊が目標です。

ゆっくりとした時間が過ごせて最高の冬休みです。