【教育・気づき】リーダーの存在。経験したからこそ得られたものがある。
学級のリーダーが育っているなと思ったことがあります。
朝の時間、ある児童の相談事を聞いていたので、朝学習の時間になってしまいました。
すると、宿題のプリントの答え合わせが始まりました。
学級役員の子だったり、児童会の子だったり、声をかけて動いてくれました。
授業でも、「20分までにノートに自分の考えを書いてね。」と伝えていながら、私が丸付けをしていて時間を忘れていると、「あと1分なので、そろそろまとめて、話し合いの準備をしてください。」とアナウンスが入りました。
とてもすごいなと思いました。
しかし、こんな素晴らしい出来事の前には、リーダーとしてすべきことを叱られた経緯もあります。
「今、どうするべきだったと思う?」
「そう思っても伝えなきゃ、わからないことだってあるよ。」
「クラスとして動けていなかったら、できたことにならないんじゃない?」
「どうしてその子をほっといた?」
そんな風に問い詰めたこともありました。つらかったでしょうね。
申し訳ない思いもあるし、強い人になってほしい、勇気を出して行動してほしいという思いでした。伝え方はへたくそだったかもしれませんが。
リーダーになったからこそ学べることもあるかと思うし、リーダーだからこそ叱られたり、苦しい思いをしたりすることもあります。
私が学級委員長に伝えたことがあります。
「自分が正しいと思ったら行動していい。何もしないのはダメだ。間違うのは大丈夫。」
最近学級委員長になる子は、優しくて、真面目で、思い切って行動できない、でも確実丁寧。みたいな子が多いです。間違えることが苦手、怖いと感じるのは誰でもそうです。自分で判断して伝えるのがドキドキする。それもわかります。でも、せめてクラスの中では、間違ってもいい、伝えていいと自信をもってほしいと思います。
今の委員長さんも2学期にはいろいろと言われて辛いこともあったのはわかっているし、悪かったなとも思います。最近では、友達から「2学期は先生に怒られて大変だったよな~。」と笑い話になるようになりました。私はちょっと恥ずかしいですが、その子がそこを乗り越えたからこそ笑えるのかなと思います。
卒業まであとわずか。
強くなった子供たちに感謝です。ありがとう!