育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

【学び・教育】自分で考えて、決めて、行動して、振り返ってを繰り返す

 

学年だよりをつくっています。気付けばもう1月が終わってしまいます。3か月後と思っていた、卒業式も残すところ約35日。あっという間に過ぎていくからこそ、大切にしたい時間。

新しい年になり、一つ決めたこと。

それは、「子供たちに任せてみよう」ということです。

自分たちで考えて、決めて、行動して、振り返る。そのサイクルをそれぞれに習慣づけてほしいと思っています。

5年生の時に比べて、格段に学習への取り組みや生活面での自立を感じます。例えば、算数では、新しいことを習う学習が終わり、復習の毎日です。授業のように、①みんなで確認しながら解いていくか、②今日はここまでと範囲を決めて取り組むか、③もう自分のペースでひたすら進むかという三択から、クラスでは②を選びました。答え合わせの仕方についても基本的に自分たちでやることになりました。時間が余れば先に進む姿、わからないことがあれば互いにサポートする姿。算数以外の課題を自分で設定し取り組んでいる姿。どれも素晴らしい姿です。苦手に感じた問題をもう一度やってみたり、質問したりすることもできます。もうそこに担任は必要ありません。むしろ、関わろうとするとペースを乱し、迷惑をかけてしまうかもしれません。

 

音楽の合奏・合唱の練習も同じです。個人で、グループで、クラスでどんどん進めています。担任はもとからあまり役に立っていませんでしたが、こんなにも自主的な取り組みができるようになって卒業が待ち遠しいです。

 

家庭学習はどうでしょうか。自分で課題を設定し取り組めています。目標に向かって何をどれだけやればいいのか、手を抜けばどうなるのか、宿題を通して習慣化された家庭学習からより効果的な学習を目指して取り組んでいるように思います。ある人は、これまで通り、ドリルや漢字、英単語を、ある人は自分の好きなイラスト、楽器、スポーツ、調べ学習を、ある人は復習を超えて中学校1年生の学習を、学習の幅が広がっていると思います。

 

そこで、私からは週末だけ「ふりかえり」と「特別課題」を出しています。特別課題としては、トイレ掃除と風呂掃除など、自分の生活に関わることです。普段からやっている人もいれば、そうではない人もいると思います。教科の学習を超えて学ぶこと、生活の中で感じ取ることを大切に、生きる力や生活の知恵、苦労や感謝に気付けたらと思っています。

 

朝の健康観察カードの提出、連絡帳を書く、委員会の仕事、掃除の取り組み、配り物の確認、窓閉めなど、当たり前のことが当たり前にできる、普段はあまり褒めて上げられていないことですが、改めて考えてみると十分すごいなぁと思います。

 

私はやることに追われて余裕がなかったり、要求が高くなったり、できていないことを口出ししてしまったり・・・反省が多いです。

 

先日は、リクエスト曲の話し合い活動で口出しをしてしまいました。子どもたちは学級委員を中心に一生懸命話し合っていました。放送委員も担当の先生に何回も相談に行き、計画を立てました。任せると言ったものの口を出してしまい子供たちの気持ちが下がってしまいました。任せようとしていたのに失敗です。もちろん、伝えたい思いは120%くらいありました。しかし、自分なりのこうあるべきが強すぎて失敗したと思います。先生としても、親としてもやりがちなミスです。自分の考え方の癖だと思います。学校での仕事のいいところは、こうやって子供たちと関わりながら子供たちの成長を願う一方で、自分自身も成長させてもらっているところかもしれません。いろんな学びや気づきを教えてくれます。学べて給料ももらえてありがたいことです。毎日同じことの繰り返しではないからこそ、良い時も悪い時もあって、一日一日が潤いのある生活になるのだと思います。これが私の今月の振り返りです。学年通信でお伝えしたいと思います。