育自de育児 ~育児短時間勤務と育児休暇に挑戦する教員の奮闘記~

育児短時間勤務・育児休暇取得教員、仕事・子育て・副業を目指す小学校教師の挑戦

☆来年度の希望は10月までに



タイトル通り
来年度の希望は10月までに
伝えましょう。

10月ころに
来年度の人事に関する
面談が各職場であるものと思います。

教員の人事って
どういう仕組で決まっていくのか
よくわからないのですが
かなり難しいらしい。

だから
ややこしいこと
イレギュラーなこと
自己都合・・・
煙たがられます。

なので、
おすすめは
今のうちから話題を出しておく。
お茶を飲んでいるとき、
学年会のとき、
印刷しているとき、
上司の機嫌が良さそうなとき。
早めに伝えておきましょう。

育児休暇取ってみたいんですよね。
半日勤務も考えています。
今、家庭の状況がこんな感じでして。
子供が小さいうちはこんな働き方がしたいなって思っています。

会話の中に入れておきましょう。
そうすると、
〜〜さんは、そういうタイプかぁ。
と、周りの理解が得られると思います。

そして、いざ申し出るぞ!!
と面談で
いきなりぶつけると
なんで事前に言ってくれなかったの?!
となりかねないので、
今のうちから、
来年度こんなふうにしたいと思っているので
とジャブを打っておきましょう。

それはいいね!
OK!!
となることは稀なので、

難しいね〜
なかなかね〜
と返事が来たら、
「ですよね〜。校長先生も悩んじゃいますよね。
どんな形でならできそうか、自分なりにプランを練ってきます。」
と明るく返しましょう。

そしたら、簡単に書面にまとめて再度お願いに。
それでも難しいようなら、
「どのような形ならできそうか案をだしていただけますか?」
と提案してみるのはどうでしょうか。

できない理由を探すのでなく
できる方法を考える。

前例踏襲
これまでの働き方
ここの価値観
を見直すきっかけにしていけるといいですね。

報告は早めに。
回数を重ねて。
細かく丁寧に。
記録は残して。
お互いを尊重して。

休暇をとるとらないに関わらず、
自分の考えや希望など
定期的に自己開示しておくと
職場の関係が深まると思います。

☆男には代われないこと☆

長文失礼します。

本日早朝、
第三子が無事に生まれました。

二人のお兄さんも、
変則的なスケジュールの中
それぞれ登校、登園していきました。
ほんとにがんばってる。
たくましくなったと思うし、
責任感みたいなものを感じます。

今回、
助産院で自然分娩することを選んで、
難しさや不安もあったけど、
良い出会いと
幸運に恵まれて、
今日という日を迎えられました。

いいお産にしようね
赤ちゃん、お母さんを守ってね
痛いけど、楽しもう、喜ぼう

いつもそう言ってくれる助産師さん。
本当に心強かった。

助手の娘さんも
冷静に、
痛みがあるときは
マッサージをしたり、
腰をさすってくれたり、
本当に助かりました。

お二方、
仕事ではあるかもしれないけど
仕事じゃないって思う。

寄り添うっていうか
通じ合うっていうか
男とか女とかを区別するのは
いつもいつもあまり好きじゃないんだけど
「子を産む」という
本能レベルでのつながりがあるのかもしれない
そんなふうに感じた。

教員って仕事も、
どこか似ているかも。

産まれてきた娘。
よく産まれてくれました。

私自身、
男三兄弟の末っ子、
いとこも男。
男に囲まれてきた自分にとって、
「娘」という宝物。
奇跡。
喜び。
感動。

産道を抜けるときに
人生で一番の危機を乗り越える
とも言われる。
妻も娘も命がけで。
男にはわからない。
(男は、ヒッ、ヒッ、フーで盛り上げるのが精一杯)

本当に無事に
よくも勇気をだして
出てきてくれた。
お母さんにも
先生にも優しかった。
産まれてすぐに、
泣いた、笑った。

かける言葉もわからないくらいに
ドキドキした。
本当に心が動いたときって
言葉にならないって言うけど、

頑張ったね
よくきたね
待ってたよ
最幸
上手だったよ
お父さんだよ

どれがいいかもわかんなくて
ただただ顔をじっと見つめてしまった。
先生からは、
産まれたらいっぱい声をかけてあげて
と言われていたけれど。

ありきたりかもしれないけど
「ありがとう」
なのかな〜。

そして、妻。
本当に本当に
お疲れ様と感謝しかない。

今日のお産を含めて
妊娠期間中、
赤ちゃんのことも気がかりだったけど
今回はこれまでより
いっそう妻の方が気がかりだった。

子宮外妊娠の可能性から始まり、
動き出したヨガのお仕事の行方
まさかのコロナ入院生活
やりたいことが自由にできなくなる日々
検査のために食べ物を考えたり
日に日に辛くなる体調
寝苦しさや動きづらさ

早く産まれてくれーと
臨月を迎えてから長かった3週間。

3人目だし、
上2人もちょっと早めに産まれたから・・・
しかし、予定日すぎても陣痛がない不安。

年休使い切るかもという・・・
どうでもいい悩み。

いろいろあった。
長かった。
無事に産まれてくれて
妻が元気そうで
よかったーと言っていてくれて
ほんとに安心しました。
ありがとう。

本当に女性の強さ。
4人の女性に感謝です。

「男にできることは」

わかりませんでした。
今回も。

何一つ代われることも
ありませんでした。

陣痛の波に耐える妻の横で
うちわ片手に座ってました。
興奮して暑くなってた。

妻からは
「黙々とお家のことをしてくれてありがとう」
という言葉をもらいました。
十分にできたかはわからないけど、
嬉しかったです。

私にできることは
「家族」という船?飛行機?スペースシャトル
を無事に運転することかな
と思いました。
妻はキャプテン(船長)

そう思うと、
今回、
働き方や生き方を自分で決めていこう
って思って、
産前から自分なりに休みを取ること
を決めて、
産後も育休を取って、
妻と相談しながら、
舵取りができているのかな
って思います。

ひとまず、
今日は休みます。
ほっとしました。
最幸の時間です。

☆育児短時間勤務の1年間に達成したかったこと☆



何よりも育児短時間勤務の1年間に
達成したいと考えていたことは、

妻のヨガ事業をスタートすることです。

好きなことを仕事に
人の役に立てる仕事に
時代に求められる仕事に

妻が学んだり、
行動したりできる時間を確保するために
自分がサポートしてきました。

おかげで、
スタジオでのレッスン
放課後デイサービスや
発達支援教室
幼稚園での保護者教室
Yoga for education(小学校での授業)
朝の習慣化ヨガ(オンライン)
などなど、
たくさんの取り組みができました。

私が教員であるうちは
ある程度の生活やお金のベースはできます。

妻には、
したいことに挑戦し、
自分の時間と家族の時間を大切に、
自分の好きなことで周りの人を喜ばせ、
お金を生み出せる
そんな働き方を立ち上げてほしいと願っています。

今は妊娠中で
ヨガのお仕事もできなくなって、
思い通りにいかないこともあるけど、
私が育休で家にいられる1年間
産後は妊娠中10ヶ月分の
やりたかったことを存分にしてほしいなと思います。

さぁいよいよ産まれそうです。

☆育児短時間勤務の生活☆



育児短時間勤務
半日勤務の1年間
本当にのんびりしていました。

長男を見送ってからの出勤
おかえりもできます

次男の幼稚園の迎え
習いごとの送迎
待っている間は、読書やランニングなどを楽しんだり、

旗振りや言葉の教室への通級など断りなくできたり、

夕方の外遊びと夕飯づくりの分担

平日の昼間に布団が干せる

夕飯を早く食べられるから
寝る時間や起きる時間が一定

持ち帰り仕事はほとんどなく、
超過勤務もほぼゼロ。
始業時刻の10分前につくように心がけ、
早めに出勤することもなくなりました。

毎日3時間55分のお仕事です。

給食も止めてもらって、
帰りは、好きなお店に一人で寄ったり、
妻と一緒にランチしたり、
プチ断食したり。

ちなみに給食を食べることもできますが、
準備・食事・片付けは
勤務時間外になります。

朝も午後も夜も
自分と家族中心に生活ができました。

☆育児短時間勤務の勤務時間☆


勤務時間は、
2分の1、いや、3分の1に減りました。

6時半に行って
8時や9時に帰宅していた20代。
一日12時間当たり前。
土日もモリモリ働いていました。
12時間×5日=60時間+土日+持ち帰り仕事

育児短時間勤務の1年
4時間×5日=20時間(土日0、持ち帰り少なめ、教材研究とか)

ね。
収入2分の1。
勤務時間3分の1。

時短勤務のときは、
勤務前に
学校の近くまで行ってコーヒー飲んだり、
帰りにランチしたり、
プチ贅沢も楽しんじゃいました。

時間ができて、
読書量が増えるから
本を買うペースもアップ。
家にいる時間も多いから、
子供と体を動かす遊び道具の購入。
プールや公園などの娯楽費。
楽しむお金の使い方は増えた気がする。

収入減ったけど、
楽しかったな〜。

どっちがいいとか、
どっちが正解とかない。
自分が選びたい方でいい。
熱量高く働いた20代。
辛いこともあったけど、
あの時があったから良かったと思う。
だから、今こうしている。

時短勤務の去年度もいい。
育児休暇の今もいい。
自分で選択している人生がいい。
ありのままの自分でいい。

☆育児短時間勤務の給与☆



育児短時間勤務の1年間、
給与はちゃんと半分でした。
ボーナスも半分です。

支給額は半分でも、
差し引かれる(保険、税金、年金など)額は変わらないので、
むしろ、手取りは半分以下に感じます。

半分ってなると
正直、
減ったなぁ
大丈夫かなぁ
ってお金のこと
心配になりました。

税金面では、
前年度の収入がベースになるので、
育児短時間勤務の翌年は、
差引かれる分が少なくなります。

確かに、
お金の心配や不安はある。

貯まるお金はない生活だったけど、

お金に困ることや、
生活上の不便・節約、
大きく貯金を切り崩すことなど
ありませんでした。

コロナ禍だったから、
大きな旅行もしなかったし、
自宅も築3年の新しい家なので
生活上のインフラが故障することもなく、
安定した家計運営ができました。

大事にしたかったのは
お金より時間。

働きすぎてるとか
明日学校いくのつらいとか
そんな気持ちもなく、
明日は何しようかな~(特に午後)
心のゆとりもできました。

次回、
「育児短時間勤務の勤務時間編」です。
お楽しみに。

☆育休・育児短時間勤務の悩み☆

昨年度、
育児短時間勤務で
午前だけ働きました。

時短勤務を取得するまで
なかなか理解が得られなかったり、
代わりがいないとか、
これまで前例がないとか、
それじゃ担任はできないとか、
働き盛りの男性教員がとか、
自分も子育てしながらやってきたとか、

もういろいろ言われて、

それでも、
働き方の選択肢を広げたい
自分の幸せとはなんぞや
って思って、
なんとか叶えた目標でした。

なんのための制度なんだ!!
我々の権利である!!
そんなふうにも思っていたけど、
相手にも相手の正義があって
悩みや苦しみもあるんだなってことを
反省もした。

昨年(2021年)春
育児短時間勤務が認められて、
急遽、異動になって
日本語指導の担当にもなって、
新しいことがたくさん。
ワクワクしたなぁ。
学びの多い一年だったな。

そんな我が家に、
昨年末12月に
ナント!
第3子妊娠の吉報!!

より一層我が家が賑やかになるー!

わぁー、今度こそ育休ーー!

だけど、子宮外妊娠の疑いもあり、
ヒヤヒヤした妊娠初期。

大事にならず、
いよいよ誕生を
今か今かと待っている
今日このごろです。

ちなみに、
今年度4月からは
フルタイムに戻し、
夏休みまで働きました。

そして、
いよいよ
3人目にして
念願の一年間の育休が始まります。
夏休みから引き続き休んでますが
実際は、
生まれないと育休にはならないから
年休や特別休暇を使っています。
この休み方を
「配偶者臨月休暇(非公式)」
としたいと思います。

で、本題なんですが。
タイトルの通り、
育休と育児短時間勤務についての
相談を受け付けたいなと思っています。

たまたま昨日、
知り合いづてに
時短勤務についての相談を受けました。

自分もそうだったのですが、
周りに経験者がいない。
理解者も少ない。
管理職は、「厳しいね〜難しいね〜」っていう。

申し出たとき、どうだった?とか
どんな一日のスケジュール?とか
給与面どうなってるは?とか

私の経験でよければ、

受け取っていただけたらと思います。
(私と繋がりのある方は、直接お話しましょう!)
 
数は少ないけど、
働き方を選んでいる教員は

必ずいます。

明確な答えとか
説得方法とか
必殺技とかあるわけではありませんが、
自分らしく働きたい方に
寄り添えたらと思っています。